活動報告

年頭の辞

2026.01.06 後援会からのお知らせ、活動報告

1月5日に開かれた帯広市の新年交礼会における米沢市長の「年頭の辞」を掲載します。

市民の皆様、並びにご来賓の皆様、あけましておめでとうございます。
皆様には、輝かしい希望に満ちた新年を迎えられたことと、心からお喜び申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、とかち帯広空港への初の国際定期便の就航、感染症の拡大により見送られていた、国際姉妹・友好都市のマディソン市、朝陽市への訪問団の派遣のほか、とかちマルシェの来場者やフードバレーとかちマラソンの参加者が過去最多となるなど、多くのイベントが賑わいを見せました。
また、国内外に目を向けると、女性初の内閣総理大臣の誕生、生理学・医学、化学分野での日本人のノーベル賞受賞や、SDGs達成への貢献を目指し、いのち輝く未来社会のデザインをテーマに、大阪・関西万博が開催されたことは記憶に新しいところです。
生命科学やデジタル技術などの急速な進展に伴い、いのちへの向き合い方や社会のかたちそのものが大きく変わりつつあります。
また、世界各地での紛争の勃発や、食料安全保障のリスクの高まりなど、国際秩序が揺らぎ、経済・社会の分断化が進んでいます。
こうした時代であるからこそ、誰もが、人と人とのつながり、そこから生まれる絆を大切にし、互いに寛容さを持ち、連携・協働しながら、地域課題を解決へと導く新たな価値を生み出すことで、持続可能で活力ある地域社会の構築につなげていくことが必要ではないでしょうか。
多様な「つながり」は、携わる人たちの知恵と経験を結び、まちづくりの幅広い分野に広がることで、次の世代へ夢と希望をつなぐ大きな力となると考えます。
「一村は互いに助け合い、互いに救い合うのも頼もしき事、朋友のごとくなるべし」
江戸時代中期の大名で、米沢藩の藩政改革を成功させた名君として知られる上杉鷹山が、農村が置かれた厳しい状況下で、人々が互いに助け合うことの重要性を説いたとされる言葉です。
私自身、市長に立起直前の正月、鷹山の足跡を尋ね、米沢市に彼を祀る神社を訪れたことがあります。
その卓越した手腕と洞察力、領民を思う強い意志に深い感銘を受け今も、理想のリーダー像として尊敬の念を持ち続けています。
全国各地から高い志を持って入植した先人は、ともに力を合わせ、多くの苦難を乗り越えながら原野を開墾し、十勝の中心に帯広を築きました。
北国の厳しい環境の中で 培われた開拓者精神とおおらかな気風、人々の強い結びつきは、連綿と受け継がれ、今や、十勝・帯広の大きな強み、まちづくりの原動力となっています。
私は、これまで、管内町村との信頼関係を大切にしながら、地域の豊かな資源や魅力を活かしたフードバレーとかちの推進や、定住自立圏形成協定の締結、消防の広域化などを通し、産業振興や創業・起業の促進、とかちの価値を活かす人材の育成、安心して暮らし続けることができる環境づくりなどに全力で取り組んできました。
最近では、分野を超えた官民共創による持続可能な地域社会の新しい原単位として、国が重視する、地域生活圏を牽引する自治体として取り上げられるなど、地方創生推進のフロントランナーとしても高く評価されています。
16年の時を経て、圏域の結びつきはより強固なものとなり、この地の更なる発展に向けた新たな仕事の創出や交流の拡大などを通じ、地域経済の活力・ブランド力は向上し、国内外への十勝・帯広の存在感が格段に高まってきていると感じています。
今後も、社会情勢の変化を的確に捉えながら、多くの市民や事業者の皆さんと力を合わせ、誰もが十勝・帯広の明るい未来を信じ、夢や希望を持って幸せに暮らし続けることができるまちづくりに取り組んでまいる所存であります。皆様には、より一層のご支援、ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
結びに、今年は午年です。馬は、古来から力強さや飛躍、社交性の象徴とされ、農耕や交通、交流など人々の暮らしを支える存在であり、十勝・帯広にとって馬文化は、地域の歴史や産業に深く根差しています。
本年が、皆様にとりまして、馬のごとく力強く、機敏に、そして確かな歩みを重ねる一年となることを心から祈念申し上げ、年頭の挨拶といたします。

令和8年1月5日  帯広市長 米沢 則寿